とんとこ漁について

垂水市に昔から伝わる漁で、小型漁船に200mの網を積み、海底に沈め獲る底引き網で海老を収獲しています。
この漁は、江戸時代から伝わる漁です。

昭和になりエンジンの漁船に変わり、出漁する時にエンジン音のトン、トンという音をたて漁に出かけていたことから、「とんとこ漁」と呼ばれるようになりました。

漁は年中通して行われてますが、唯一産卵時期の6月は禁漁とされています。
また海老の環境保全を守るため、1日漁ができるのは6回までです。
小型漁船のため、時化や風が強い日は漁はできません。

とんとこ漁も高齢化がすすみ、現在漁船は8隻あるのみです。
このため、姫甘海老は希少価値が高く、今では貴重な海老となっています。

とんとこ漁の漁師さん
垂水市からの錦江湾と桜島

「とんとこ漁」動画